バルブ・配管・ガスケット(特別) 練習問題・演習問題

練習問題

問1.円錐型の弁を上下させることによって開閉し、中を通る流体の量を調整するのに優れている弁を何というか。

解答:玉型弁、ストップバルブ、グローブ弁

問2.流路がまっすぐで流路に対し直角に弁がゲートのように上下に動き開閉する弁を何というか。

解答:仕切弁、ゲート弁

問3.穴の空いたボールが流路に対して90度動くことで開閉できる弁を何というか。

解答:バタフライ弁

問4.を90度回転することで開閉することができ、開度を調節することでの流量調整機能に優れている弁を何というか。

解答:ボール弁

問5.配管に流体が逆流しないようにする目的で使用され「チェックバルブ」とも呼ばれる弁を何というか。

解答:逆止弁、チャッキ弁

問6.横隔膜という意味を持ち、他のバルブと異なり、弁棒などの駆動部と流路が遮断されている弁を何というか。

解答:ダイヤフラム弁

問7.運転開始時の昇温中に増し締めを行うことを何というか。

解答:ホットボルティング

問8.V字形をした金属製のフープとフィラーと呼ばれるクッション材からなるセミメタルガスケットを何というか。

解答:うず巻型ガスケット

問9.繊維材料・充填材・ゴムからなる柔軟性に富んだシート状のガスケットを何というか。

解答:ジョイントシートガスケット

問10.ポンプ(回転運動部分)やバルブ・プランジャーポンプ(直線運動部分)等に巻き付けて使用されるパッキンを何というか。

解答:グランドパッキン

演習問題

 次の各問いに対して正しいかどうか答えなさい。また、誤っている場合、誤りの部分を正しく直しなさい。

問1.玉型弁は、ボール弁、バタフライ弁よりも全開時の圧力損失が大きい。

解答:正しい
解説:玉型弁はグローブ弁とも呼ばれ、弁内部で流体の方向が変わるため、圧損が大きい。また、一般に締切りに必要な力も大きいです。

問2.ボール弁は、急な開閉が行える一方で、ウォータハンマの原因となり、流量調整が行いにくいバルブである。

解答:正しい
解説:穴の空いたボールが、流路に対して90度動くことで開閉できる弁です。

問3.アングルタイプの玉形弁は、ストレートタイプの玉形弁と比較して、全開時の圧力損失は小さい。

解答:正しい
解説:アングルタイプは直角に流れる流路で、ストレートタイプより圧力損失が少ないです。
ポイント 一見するとストレートタイプの法が圧力損失が少なく思えますが、玉型弁においてはストレートタイプの法が、流路に対して邪魔になる所が多いです。

問4.プラグ弁は、ボディとディスクの間に空洞部が少なく、粘性流体、スラリー流体に適している。

解答:正しい
解説:プラグ弁は、重さが軽く、コンパクトな構造です。

問5.高圧ガス配管用には、複雑な形状の鋳物が作りやすい鋳鉄が、どのガス種においても使用される。

解答:誤り が、どのガス種においても使用される。 → は、可燃性ガス、毒性ガスには使用が制限される
解説:鋳鉄は、衝撃に弱い性質があります。
ポイント 可燃性ガス、毒性ガスは漏洩すると危険なため、制限されています。不活性ガスは漏洩しても大気放出可能なガスです。

問6.ホットボルティングは常温の配管から高温の運転条件になって配管が伸びたときに、ガスケットから液が漏れないように増し締めすることで、フランジのボルト締付けに用いられる。

解答:正しい
解説:金属は締付け変形後の復元力が小さいため、有効な手段です。

問7.リングジョイント形フランジには、オーバル形または オクタゴナル形の金属リングガスケットが使用される。

解答:正しい
解説:オーバル形やオクタゴナル形はシールの信頼性が高いです。

問8. 300℃以上の高温配管には、 突合せ溶接式継手の方が、 差込み溶接式継手より適している。

解答:正しい
解説:突合せ溶接式継手は、溶接箇所の結合力が強いため強度が強くなり熱伸縮の大きい蒸気配管によく用いられます。

問9.圧力配管用炭素鋼鋼管では、スケジュール番号が大きくなると肉厚が増加する。

解答:正しい
解説:圧力配管用炭素鋼鋼管はSTPGとも呼ばれます。スケジュール番号とは、圧力配管の肉厚を言います。

問10. 高温の流体を取り扱う配管の施工にあたっては、エクスパンションループ、エクスパンションベローズなどの熱伸縮を吸収する対策を施した。

解答:正しい
解説:エクスパンションループとは、配管をコの字等にすることで、熱に対する伸縮や膨張への対策になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました