問1.平成元年からの高圧ガスの全種類の事故件数が減少したのはいつ頃か。
解答:平成23年~平成26年、平成30年~令和2年
問2.高圧ガス事故の発生内容として最も多いものは何か。
解答:漏洩
問3.高圧ガスの事故原因をその他を除いて4つ答えよ。
解答:設備の設計製作不良、設備の維持管理不良、組織体制の不良、ヒューマンエラー
問4.事業所の種類別による事故が最も多いのはどれか。
解答:一般高圧ガス
次の各問いに対して正しいかどうか答えなさい。また、誤っている場合、誤りの部分を正しく直しなさい。
問1.1976年(昭和51年)に施行された石油コンビナート等災害防止法は、石油コンビナート等における災害の防止に向けた取組を進めることを目的としている。
解答:正しい
解説:石油コンビナート等災害防止法が1976年(昭和51年)に施行されたのは、それ以前にコンビナートなどで重大事故が続発し、社会問題となっていたためです。
問2.昭和20年代には、アンモニア合成工場などで大きな爆発事故が発生したが、その後の昭和40年代に設備が次々と大型化していった際には、事故件数の大幅な増加はない。
解答:誤り 大幅な増加はない。 → 大幅に増加した。
解説:設備の大型化によって、昭和40年代には事故が増加しました。
問3.高圧ガス関係の事故(災害・事故)全般をみると、平成元年以降現在まで減少傾向が見られたことはない。
解答:誤り 見られたことはない。 → 見られたこともある。
解説:高圧ガス関係の事故・災害全般をみると、平成22年から26年までは平成30年から令和2年までは減少傾向がありました。
問4.高圧ガス保安法関係の災害事故の件数をみると、近年では高圧ガスの消費設備、高圧ガスの移動設備の事故件数の合計は、製造事業所での事故件数と同じくらいである。
解答:誤り 同じくらいである。 → より多い。
解説:下の表の通り、高圧ガスの事故は製造事業所で多く起こっています。
問5.最近の高圧ガス関係の災害・事故の原因を分析した結果では、設備の維持管理不良による原因が全体の約半数を占めている。
解答:正しい
解説:腐食管理不良、検査管理不良などによるものです。
問6.災害事故の原因別分析によれば、設計・施工管理、ヒューマンエラーの減少、設備の点検、機器材料の劣化、腐食の早期発見に努めることで、事故を減少させることが可能である。
解答:正しい
解説:事故の原因には、設備の設計製作不良、設備の維持管理不良、組織体制の不良、ヒューマンエラーなどが上げられます。
問7.高圧ガス保安法などのいろいろな関連法規が整備されているが、高圧ガスを取り扱う側も自主保安の考え方が重要である。
解答:正しい
解説:事故防止の観点から、自主保安の考え方が重要であり、高圧ガス保安法でも定められています。
問8.アフタークーラ内の銅コイル管が、クーラに隣接する圧縮機の振動により接触を繰り返したために破損したので、元通りに復旧した。
解答:誤り 元通りに復旧した。 → 銅コイル管を撤去し、スポンジをカバーとして取り付けた
解説:アフタークーラーの銅コイル管が破損が振動におるため、対策として緩衝材の利用が必要です。
問9.ステンレス鋼配管溶接部の外面応力腐食割れの再発防止策として、溶接部については保護塗装を施工した。
解答:正しい
解説:応力腐食割れが発見された場合、亀裂部分への対策のみでなく、その他へも検査、保護塗装等の対策が重要です。
問10.建物の解体作業で溶融した鉄が落下し、アセチレンホースを溶かして着火したので、安全指導の徹底などを実施した。
解答:誤り 「火気養生などの作業基準の見直しと」の追加
解説:作業基準や火気への対策が必要です。
問11.地震により、基礎を固定しているアンカーボルトが抜けたので、耐震設計を見直しアンカーボルトを増やす補強を行った。
解答:正しい
解説:東日本大震災では、事業所内に設置していた機器のレグも抜けました。