練習問題
問1.設備の故障、不具合発生、性能低下等を未然に防ぐため、計画的に設備を整備し、突発故障を防止することを目的とした保全方法を何というか。
解答:予防保全
問2.あらかじめ決められた周期ごとに部品交換や修理を行う保全方式を何というか。
解答:定期保全または時間基準保全
問3.機器の状態を監視し、劣化兆候を把握することで、設備状況に合わせ予測しながら保全する方法を何というか。
解答:状態基準保全
問4.設備が故障してからや設備性能が低下してから整備、修理を行うことを前提に計画的に管理する保全を何というか。
解答:計画事後保全
問5.故障が発生した際、二度と同じ故障を起こさないように、改良を含めて整備・修理を行う保全を何というか。
解答:改良保全
問6.設備を止めることなく、検査用機器等を用いて運転中に行う検査英語で何というか。
解答:OSIまたはOn Stream Inspection
演習問題
次の各問いに対して正しいかどうか答えなさい。また、誤っている場合、誤りの部分を正しく直しなさい。
問1.保全方式の一つである計画後事後保全は、時間基準保全と状態基準保全の二つに分類できる。
解答:誤り 計画後事後保全 → 予防保全
解説:保全方式のうち計画保全には、予防保全、計画事後保全、改良保全の3つがあります。
問2.状態基準保全は,、設備が故障または要求された性能の低下をが起こってから整備、修理を行うことを前提に計画的に管理する方式である。
解答:誤り 状態基準保全 → 計画事後保全
解説:状態基準保全は、機器の状態を監視し、劣化兆候を把握することで、設備状況に合わせ予測しながら保全する方法です。予防保全の1種であるため、状態が悪くなってから整備することはありません。
問3.設備の性能や健全性、 保全性などを向上させる目的で設備や工事内容を改善しながら整備、修理を行う保全を、予知保全といい、予防保全の1つである。
解答:正しい
解説:予防保全は状態基準保全とも呼ばれ、設備、工数がかかりますが、以上の早期発見に対して信頼性が高い保全方式です。
問4.設備が故障または性能の低下をきたしてから整備修理を行うことを前提に、計画的に管理する保全は計画事後保全である。
解答:正しい
解説:計画後事後保全では、寿命まで設備を使い切るため、費用が抑えられます。
問5.改良保全は、 効率的、経済的に行うため整備方法を改善することであり、仕様変更や設備構造の変更を含まない保全方式である。
解答:誤り 含まない → 含めることもできる
解説:改良保全は、設備の性能や健全性、保全性などを向上させる目的で設備や工事内容を改善しながら整備、 修理を行う保全です。
問6.時間基準保全の設備について、あらかじめ決められた周期で部品交換や修理を行う保全である。
解答:正しい
解説:メンテナンス周期が短すぎるとオーバーメンテナンスになり 長すぎると故障による設備停止につながるため、過去の点検結果等に基づいてメンテナンス周期を決定する必要があります。
問7.時間基準保全は、日常点検、定期点検、定期検査、 定期整備によって保全を行う。
解答:正しい
解説:点検など保全工数を減らすことが可能です。
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