練習問題
問1.鉄と炭素の合金を何というか。
解答:炭素鋼
問2.炭素鋼において炭素量(C量)の増加とともに大きくなる性質を2つ答えなさい。
解答:引張強さ、降伏点
問3.炭素鋼において炭素量(C量)の増加とともに小さくなる性質を3つ答えなさい。
解答:伸び、絞り、靭性
問4.SUS304に18%、8%含めれる金属をそれぞれ答えなさい。
解答:18%;クロム、8%;ニッケル
問5.クロムモリブデン鋼はクロムが多くなるほど示す性質は何か。
解答:耐酸性
問6.低温脆性に強い金属を2種類答えよ
解答:Al、オーステナイトステンレス鋼
問7.加熱によって柔らかくなる樹脂を何というか。
解答:熱可塑性樹脂
問8.一度加熱して成形すると再度加熱しても形が変わらない樹脂を何というか。
解答:熱硬化性樹脂
問9.樹脂をガラスやカーボン等の繊維で強化したものを何というか。
解答:FRP
演習問題
次の各問いに対して正しいかどうか答えなさい。また、誤っている場合、誤りの部分を正しく直しなさい。
問1.アルミニウムは、極低温機器材料として適してる
解答:正しい
解説:アルミニウムやアルミニウム合金は低温での脆化現象がありません。
問2.クロムモリブデン鋼は、高温用圧力容器材料として用いれる。
解答:正しい
解説:高温での強度が高いです。
問3.18-8ステンレス鋼(SUS304)は、海水中に敷設する配管の材料として選定した。
解答:誤り 選定した。 → 選定できない。
解説:耐食性に優れているが、塩化物イオンによって局部的に破壊されるため、不適切である。
問4.-150℃の液化天然ガスを取り扱う設備の材料として、3.5% ニッケル鋼を選定した。
解答:誤り 選定した。 → 選定できない
解説:3.5% ニッケル鋼は-110°Cまでしか使用できない。低温脆性を示さない18-8ステンレス鋼、アルミニウム合金等が適切です
問5.-196℃の液化窒素設備の材料として18-8ステンレス鋼 (SUS304)を用いた。
解答:正しい
解説:18-8ステンレス鋼 (SUS304)は低温脆性を示しません。アルミニウム合金も同様です。一方で、炭素鋼は低温脆性を示します。
問6.銅は、熱交換器用管材などに用いられる。
解答:正しい
解説:熱の良伝導体であり、加工性がよいです。
問7.クロムモリブデン鋼は、極低温機器材料として用いられない。
解答:正しい
解説:クロムモリブデン鋼は高温への強度は良好であるが、低温脆性を示します。
問8. 鋳鋼は、バルブやポンプなどに用いられる。
解答:正しい
解説:鋳鋼は、構造用製品に用いられます。
問9.. 熱硬化樹脂は、容器などのコーティングに使用される。
解答:正しい
解説:熱によって硬化する性質を有する樹脂を言います。
問10.FRPは樹脂をガラスやカーボンなどの繊維で強化した複合材料で、軽くて、強度があるが、酸やアルカリに対しての耐食性はない。
解答:誤り 耐食性はない → 耐食性がある。
解説:FRPは、Fiber Reinforced Plasticsの略で、耐熱性、耐薬品性、耐食性を有します。
問11.装置材料に使用されるカーボン不浸透黒鉛と呼ばれ、衝撃に弱く、引張りに強い。
解答:誤り 引張りに強い → 引張りに弱い
解説:カーボンは圧縮強度が大きく、硬い性質もあります。
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