運転の緊急停止
加熱炉・・加熱炉において異常が発生した場合、急速で冷却すると、加熱管が硬化し破損することで二次災害を引き起こす恐れがあるため、既定の速度で冷却します。
毒性ガスの漏洩・・毒性ガスが漏洩した場合、呼吸保護具を装着した上で、2人以上で作業を行います。また、直接作業を行う人以外は、風上※1に非難します
※1 風上は風が来ない方向で、風下は風の下なので、風が来る方向です。
可燃性ガスの漏洩による火災・・損傷箇所をバルブの閉止によって孤立化させフレアースタック、ベントスタックに導いて放出し、不活性ガスを導入してパージします。
反応塔・・反応塔内で異常が起きた場合は、まずは原料や触媒の投入を停止します。また、反応抑制剤、希釈剤、不活性ガス等を投入または、冷却等によって反応温度を減少させて、反応の進行を停止させます。
地震時の緊急停止・・日本においては地震の発生が予測されるため、緊急停止の方法は標準化される必要があります。また、液面制御システムにおいて、スロッシング(液面の揺動)によって支障をきたす恐れがあります。
防災活動
プラント内での災害発生 ガスの漏洩や火災等を発見した場合、発見者は大声で周囲の人に告げ、通報設備等から計器室に報告を行います。
初期消火 ガス火災は小規模出ない場合、消火活動をしてはいけません。小規模のガス火災の場合、初期消火として、粉末消火器等によって消火します。また、延焼の防止、抑制として散水冷却を行い、残留ガスの放出、不活性ガスによる希釈等を行います。
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