問1.ガス設備から災害、機器トラブルに起因する2次災害が発生しないように、防止するために設置する装置を何というか。
解答:緊急遮断装置
問2.問1の法的な規定を答えよ。
解答:「緊急時に安全に、且つ、速やかに遮断する為に設置する。また、高圧ガス(液化ガス)の貯槽に取りつけた配管に液化ガスが漏洩したときに、安全且つ速やかに遮断する為に設置する」
問3.配管のバルブを急激に閉止すると液体の慣性力が運動エネルギーに変化して配管、バルブに衝撃を与える現象を何というか。
解答:ウォータハンマー(水撃作用)
問4.一般的に、貯槽に取り付ける緊急遮断弁は、外槽から何m以上話す必要があるか。
解答:5m
問5.コンビ測適用の場合、貯槽に取り付ける緊急遮断弁は、外槽から何m以上話す必要があるか。
解答:10m
問6.流路は直線で、円盤状の弁体がヒンジを支点とするレバーに取り付けられているか、ヒンジ機構と一体化された弁体を内蔵し逆止弁を何というか。
解答:スイング逆止弁
問7.流路がS字状になる玉形の逆止弁を何というか。
解答:リフト逆止弁
次の各問いに対して正しいかどうか答えなさい。また、誤っている場合、誤りの部分を正しく直しなさい。
問1.反応塔の異常発生時に緊急停止操作として、 原料の供給停止や反応抑制剤の投入、 緊急放出槽への放出等がある。
解答:正しい
解説:緊急放出槽は、ダンプタンク (ブローダウンタンク)と呼ばれます。
問2.漏えいや火災等を発見した場合、大声をあげて周囲にいる者に告げ、 最寄りの通報設備などから事故の状況を報告する。
解答:正しい
解説:火災などが発生したときの発災箇所の確認は必要最小限度の人員で行い、発災現場には緊急措置を行う者以外の立入を禁止する必要があります。
問3.可燃性ガスが漏えいした場合は、その系内のガスをフレアースタックヘ脱圧したのち、 ガス置換のため不活性ガスでパージする。
解答:正しい
解説:系内のガスを放出するのにベントスタックを用いる場合もあります。
問4.毒性ガスが漏えいした場合は、拡散防止と併せて中和除害などの措置を講じる。
解答:正しい
解説:毒性ガスは、人が吸ってしまうと人体に有害なため、まずは拡散防止を行います。
問5.毒性ガスが漏えいした場合の避難は、風下である。
解答:誤り 風下 → 風上
解説:風下は、風の下なので、風によって毒性ガスが飛んでくるため、風上に非難します。
問6.ガス火災が続いている場合、放射熱によって周辺へ延焼しないよう固定式散水設備等を作動させることで散水冷却を行う。
解答:正しい
解説:漏えい量を減少させるために装置内の残ガスを安全に放出することなども重要です。
問7.地震動で設備が破壊され、可燃性ガスが漏えいした場合、破損箇所前後のバルブを閉止するなどして孤立させ、系内の可燃性ガスをフレアースタックなどに放出し、さらに系内を空気でパージする。
解答:誤り 空気 → 不活性ガス
解説:地震に限らず、可燃性ガスが漏洩した場合、孤立化、系内ガスの放出、不活性ガスによるパージを行います。
問8. 地震発生時に毒性ガス製造設備を点検する場合、直接措置に関係ない者は立入り禁止とし、万一に備えて呼吸保護具を装着し、一人で行う。
解答:誤り 一人 → 二人
解説:人数を最小限にする必要がありますが、最小限の人員は二人です。