練習問題

問1.人為的に不適切な操作および過失を犯さないよう機器に対して配慮することと仮にミスを犯しても機器の安全を保持することを何というか。

解答:フェール・セール

問2.機器・設備に異常および故障が生じたときでも、装置が安全な状態になるよう設計上考慮すること

解答:フール・プルーフ

問3.故障がシステムの動作に重大な影響を与える場合は、プロセスの重要度や危険度に応じてシステム全体の信頼性を向上するためのことを何というか。

解答:冗長システム

問4.万一、機器の故障に対してもシステムに影響がないように機器を並列に多重化する方式を何というか。

解答:並列冗長系

問5.機器が故障した場合、その機器に変わる待機(スタンバイ)しておき、機器をスタンバイしている機器に切り替える方式を何というか。

解答:待機冗長系

問6.緊急およびスタートアップ時などの非定常時に警報が一時的に多発することを抑止したり、さらに警報発生原因解析ツールにより不必要な警報をできるだけ削減したりするシステムを何というか。

解答:警報システム

問7.流量の調節や測定に用いる薄い壁にあけた流体の流れ出る穴のことを何というか。

解答:オリフィス

問8.測定管(テーパ管)内に自由に昇降できるフロートを収め、それを適当な支持具で組立てたものを何というか。

解答:面積流量計

問9.流路の中にロータを設け、流速にほぼ比例した速度で回転します。これを測定することで流量を測定する流量計は何というか。

解答:タービン式流量計

問10.2種類の胴体を電気的に接続し、回路を作り、2つの接合点の温度が異なるようにすると、この回路には両端の温度差に比例した熱起電力が生じることで測定する温度計を何というか。

解答:熱電温度計

問11.水銀または有機液体の膨張を利用して測定する温度計を何というか。

解答:ガラス製温度計

問12.熱膨張率の異なる2種類の薄い金属を貼り合わせ、温度が上昇すると熱膨張率の小さいへ曲がることで測定する温度計を何というか。

解答:バイメタル式温度計

問13.ガラスを通して液面を直接見れる液面計を何というか。また、その液面計を2種類答えよ。

解答:ゲージグラス透視式反射式

問14.ベルヌーイの定理を利用した液面計を何というか。

解答:差圧式液面計

演習問題

 次の各問いに対して正しいかどうか答えなさい。また、誤っている場合、誤りの部分を正しく直しなさい。

問1.遠心ポンプを起動する際、人が手順に従い、遠心ポンプを起動する際に誤った操作をしても起動されない方法をインターロックシステムという。

解答:正しい
解説:ある一定の条件が整わないと他の動作ができなくなるような機構のことをインターロックと言います。

問2.機器、設備に異常および故障が生じたときでも、装置が安全な状態になるよう設計することをフェールセーフという。

解答:正しい
解説:フェール・セーフは設備に対する安全対策です。

問3.仮に操作ミスを犯しても機器の安全性を保持することをフール・プルーフという。

解答:正しい
解説:フール・プルーフは愚か者証明と言われ、人為的に不適切な操作および過失を犯さないよう機器に対して配慮するも含まれます。

問4.機器が故障した場合、その機器に代わる機器を待機側から運転側に切り替えるシステムは待機冗長システムである。

解答:正しい
解説:機器を並列に多重化する方法は、並列冗長システムと呼ばれます。

問5.機器が故障した場合、警報ランプを点灯させたりして、オペレータに注意を喚起させるシステムを警笛システムという。

解答:誤り 警笛システム → 警報システム
解説:警報システムは、緊急およびスタートアップ時などの非定常時に警報が一時的に多発します。

問6.緩衝装置付きのブルドン管圧力計は、往復圧縮機のガス圧力測定に用いれる。

解答:正しい
解説:高圧ガス設備に広く用いられ、負のゲージ圧力を測定することも可能で連成計と呼ばれます。

問7.低粘度液体の流量測定に、 タービン式流量計を、大流量のガスを精度よく測定するために、 容積式流量計を使用した。

解答:正しい
解説:高粘度流体の測定には、容積式流量計が適しています。

問8. 高粘度流体や腐食性流体の圧力測定に、隔膜式圧力計を使用した。

解答:正しい
解説:隔膜式圧力計は、圧力を受ける部分に隔膜が取り付けられた圧力計です。

問9. 100℃の高温ガスの温度測定に、銅-コンスタンタン熱電対を使用した温度計を用いた。

解答:正しい
解説:銅-コンスタンタン熱電対温度計は200~300°Cが測定限度です。

問10. 800℃の温度を測定するために、クロメルーアルメル熱電対を用いた温度計 を使用した。

解答:正しい
解説:クロメルーアルメル熱電温度計は、1000°Cが測定限度です。

問11. 酸素ガスの圧力測定には、油を使用して検査したブルドン管圧力計は用いれない。

解答:正しい
解説:酸素は支燃性ガスのため、禁油です。

nerima9worker

高圧ガス製造保安責任者試験の研究をしているガス+α 産業ガスの会社に勤務している現役のエンジニアです。 2022年1月から高圧ガスの試験問題・検定問題を研究しています。 平成25年(2013年)の問題から現在までの出題傾向を踏まえオリジナルの類題を掲載しています。

Recent Posts

化学反応式 乙種化学 学識

化学反応式の係数を求める問題 …

1か月 ago

ガスの種類 乙種化学 学識

ガスの性質による分類 ガスの分…

1か月 ago

熱力学・気液平衡の計算 乙種化学 学識

熱容量、比熱容量 熱容量とは、…

1か月 ago