可燃性ガスの燃焼処理 → フレアースタック
フレアースタック・・設備・装置で使用した際に余ったガスを焼却することで無害化し、処理する設備です。
エレベーテッドフレアー・・高所で焼却を行う塔型。スチームノズル部にマフラーを取り付けます。スチーム吸い込み量を増加させると空気が吸引され燃焼効率が向上するとともに、水性ガス反応により、黒煙の発生が抑制できます。水素が含まれている場合、火炎の安定域が広くなります。
問題点
逆火現象:火口、吹管の中を火炎がガス供給側へ戻る現象です。
燃焼速度の大きいガス → 逆火と浮上がりが起こりやすい
逆火防止:ドライシール、水封および不活性ガスによるパージ
グランドフレアー・・地上で焼却する燃焼型
焼却炎の安定
燃焼されるガスの流速がガス固有の燃焼速度に比べて過大になると火炎が吹き消える流速がガスの燃焼速度より過少になる
問題点
吹き消え現象:放出するガスの流速が、ガス固有の燃焼速度より課題になると、火炎吹き消え現象が起こる。
対策:ガス流速が燃焼速度より大きくかつガス流速がマッハ0.2秒になるよう設計
緊急の放出 → ベントスタック
ベントスタック
緊急時に移送したガスを放出するもので特徴や仕様は下記
①放出されたガスの着地濃度が許容濃度以下となるように十分な高さにする。着地濃度を小さくするためにはスタック径を大きくする。ガス流速を大きくして空中に良く分散させる。
②着火を防止する措置を講じる。静電気or落雷に対する対策や消火できるための措置が必要
操作ミスの防止 → インターロック機構
インターロック機構
ある一定の条件が整わないと他の動作ができなくなるような機構のことをいいます。主に誤操作による事故の防止や適正な手順以外による操作が行われるのを防止する目的として、多くの設備に導入されています。