練習問題

問1.爆発性雰囲気が通常の状態において、連続し長時間にわたり、又は頻繁に可燃性ガス蒸気が爆発の危険のある濃度に達する箇所を何というか。

解答:特別危険箇所

問2.通常の状態において、爆発性雰囲気をしばしば生成するおそれがある場所。室内or通風換気が妨げられる場所、爆発性ガスが滞留するおそれのある場所を何というか。

解答:第一類危険箇所

問3.通常の状態において、爆発性雰囲気を生成するおそれが少なく、また、生成した場所でも短時間しか持続しない場所を何というか。

解答:第二類危険箇所

問4.電力会社からの電力供給に関係なく、文字通り常に稼働させることを原則として発電を行うものを何というか。

解答:常用発電設備

問5.電力会社の停電時などの非常時に作動して電力を供給を行うものを何というか。

解答:非常時発電設備

問6.停電や電圧変動などさまざまな電源トラブルが発生しても、内部の蓄電池(バッテリ)に蓄えられた電気によりコンピュータにつねに安定した電気を供給する装置を何というか。

解答:無停電電源装置(UPS)

問7.物質に力学的運動による流動や摩擦などがはたらくと本来電気的に中性である物質の中で正または負のどちらか一方の電荷が他方よりも過剰となる現象が起こり、この時の電荷のことを何というか。

解答:静電気

問8.発生した静電気が物質上に滞留、蓄積することを何というか。

解答:帯電

問9.2つ以上の導体を電気的に接続して相互にほぼ同電位にすることを何というか。

解答:ボンディング

問10.雷雲が発生したときに落雷を避雷設備誘導することにより、他の設備に影響を与えないように保護する接地を何というか。

解答:避雷接地

演習問題

 次の各問いに対して正しいかどうか答えなさい。また、誤っている場合、誤りの部分を正しく直しなさい。

問1.電気設備を設置する場合には、爆発性ガスの存在確率と放出源によって設置箇所が危険箇所として区分されており、この区分により電気機器の防爆構造が決められている。

解答:正しい
解説:爆発危険箇所の区分は4つに分けられます。

問2.通常の状態において、爆発性雰囲気をしばしば生成するおそれがある場所は第二類危険箇所と呼ばれる。

解答:誤り 第二類危険箇所 → 第一類危険箇所
解説:通常の状態において、爆発性雰囲気を生成するおそれが少なく、また、生成した場所でも短時間しか持続しない場所を第二類危険箇所と言います。

問3.第二類危険箇所において、微弱な電気を使用する電気設備では、防爆性構造を有する構造とする必要がない。

解答:誤り 必要がない → 必要がある
解説:非危険箇所以外では防爆構造にする必要があります。

問4.通常の状態において、 爆発性雰囲気が連続し長時間にわたる場所は、特別危険箇所である。

解答:正しい
解説:爆発性雰囲気をしばしば生成するおそれがある場所は、第一類危険箇所です。

問5.配管内の液体の流動において、液体の流速が速いほど帯電量が大きくなる。

解答:正しい
解説:一般に、流体の速度によって帯電量が変わる傾向があります。

問6.液体やガスが小さな穴から噴出するときに、静電気を発生しない。

解答:誤り 発生しない。 → 発生することがある。
解説:静電気は、噴出や流動によって帯電します。

問7.可燃性液体を貯槽からタンクローリに充てんするとき、貯槽を接地し貯槽内液体の静電気を除去し、タンクローリを接地した。

解答:正しい
解説:タンクローリは、タンクないが移動によって静電気が発生するため、設置が必要です。

問8. 配管系などが局部的に接地から絶縁されることを防ぐためには、ボンディングが有効でない。

解答:誤り 有効でない。 → 有効である。
解説:ボンディングは、2つ以上の導体を電気的に接続して相互にほぼ同電位にすることです。

問9.静電気除去設備の接地抵抗値は小さくする必要があり、基準では総合1,000Ω以下であれば良い。

解答:誤り 1,000Ω以下であれば良い。 → 100Ω以下が望ましい。
解説:一般に、静電気によって大地に流れる電流は10-5A以下です。

問10.爆発性ガスに対して点火源となる火花等がないもや高温部を持たないものを非点火防爆構造という。

解答:誤り 非点火防爆構造 → 安全増防爆構造
解説:点火源を封じて隔離する手法や構造により、 ガスもしくは蒸気に点火しないようにした構造のことを非点火防爆構造と言います。

問11.設備の安全上、 電子機器等の制御装置や 緊急遮断装置等は、瞬時停電も許されないので、 非常用電源としてUPSを設置した。

解答:正しい
解説:UPSの他に蓄電池を設置することもあります。

nerima9worker

高圧ガス製造保安責任者試験の研究をしているガス+α 産業ガスの会社に勤務している現役のエンジニアです。 2022年1月から高圧ガスの試験問題・検定問題を研究しています。 平成25年(2013年)の問題から現在までの出題傾向を踏まえオリジナルの類題を掲載しています。

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