SI単位 練習問題・演習問題 乙種化学 学識

SI単位の過去問傾向

SI単位については、乙種化学の学識にて出題される分野です。2012年からの過去の12年分から出題傾向をまとめました。SI単位に関しての出題はジュール、ニュートン、パスカル、ワットの4つしか出題されていません。毎年順番が異なるものの、この4つについてSIで表した場合に、どれが正しいかを問う問題です。そのため、傾向が変わらないうちは必ず正解したい問題です。

項目出題数
ジュール12
ニュートン12
パスカル12
ワット12

練習問題

問1.力とは「( a )の質量を持つ物質に( b )の加速度を生じさせる」と定義されている。 
問2.「1N(ニュートン)」とは、( c )のことであるから、「( d )」で表される。
問3.圧力とは「( e )の面を垂直に( f )の大きさ」で定義されている。
問4.仕事とは「( g )×( h ) 」で定義されている。
問5.エネルギーの単位「J」は( i ) ×( j ) = 「( k )」 × 「( l )」 = 「( m )」で表される。
問6.仕事率とは「単位時間に移動する( n )」で定義されている。

問1~問6の解答a:1kg、b:1m/s2、c:力、d:kg・m・s-2、e:単位面積当たり、f:押す力、g:力、h:距離、i:力、j:距離、k:kg・m・s-2、l:m、m:kg・m・s-2、n:エネルギー量

問7.J(ジュール)をSI単位で表せ。

解答:m2・㎏・s-2

問8.N(ニュートン)をSI単位で表せ。

解答:m・kg・s-2

問9.W(ワット)をSI単位で表せ。

解答:m2・kg・s-3

問10:Pa(パスカル)をSI単位で表せ。

解答:m-1・kg・s-2

演習問題

問1.力をSI単位で表しなさい。

解答:kg・m・s-2
解説:力とは「1kgの質量を持つ物質に1m/s2の加速度を生じさせる」と定義されています。
そのため、1 (kg) × 1 (m/s2) = 1 (kg・m/s2 = kg・m・s-2)

問2.エネルギーをSI単位で表しなさい。

解答:kg・m2・s-2
解説:エネルギーは「J」で表されますが、「J」が回答ではありません。「s」「m」「g」
「K」「mol」「A」「cd」のいずれかで表す必要があります。
エネルギーとは仕事のことです。仕事 = 力 × 距離 ですから
エネルギー = 「J」 = 力 × 距離 = 「kg・m・s-2」 × 「m」 = 「kg・m2・s-2

問3.電力をSI単位で表しなさい。

解答:kg・m2・s-1
解説:電力とは毎秒1「J」のエネルギーを生じさせる仕事率と定義されます。
電力 = 「J」 × 「s」 = 「㎏・m2・s-2」×「s」 = 「kg・m2・s-1

問4.圧力をSI単位で表しなさい。

解答:kg・m-1・s-2
解説:圧力とは単位面積当たりの力と定義されます。
圧力 = 力 ÷ 面積 = 「kg・m・s-2」 ÷ 「m2」= 「kg・m-1・s-2
圧力は「Pa」とも表されます。

問5.応力をSI基本単位で表しなさい。

解答:kg・m2・s-2
解説:仕事 = 力 × 距離 ですから
エネルギー = 「J」 = 力 × 距離 = 「kg・m・s-2」 × 「m」 = 「kg・m2・s-2

問6.仕事をSI基本単位で表しなさい。

解答:kg・m2・s-2
解説:仕事 = 力 × 距離 ですから
エネルギー = 「J」 = 力 × 距離 = 「kg・m・s-2」 × 「m」 = 「kg・m2・s-2

問7.仕事率をSI基本単位で表しなさい。   

解答:kg・m2・s-2
解説:仕事率 = エネルギー ÷ 時間 ですから、
仕事率 = エネルギー ÷ 時間 = 「kg・m・s-2」 ÷ 「s」 = 「kg・m2・s-3

問8.熱量をSI基本単位で表しなさい。 

解答:kg・m2・s-2
熱量とはエネルギーのことですから、
エネルギー = 「J」 = 力 × 距離 = 「kg・m・s-2」 × 「m」 = 「kg・m2・s-2

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