応力の求め方

 応力とは、単面積当たりの力で求められます。応力をσ力をF面積をAとすると

と表せます。
重要なのは、面積です。円柱の断面積は直径をDとすると

と表されます。基本的に直径Dで問題では出題されますが、半径rで表された場合r=D/2なので、

で表されます。
また、応力が最大の時を引張強さと言い、Fが最大荷重の時の応力を指します。

ひずみの求め方と伸びの求め方

ひずみ・・物体の変形の割合を表します。単位長さあたりに物体内の物質点がどれだけ変位するかを示し、無次元量です。
ひずみをε応力をσ縦弾性係数をEとすると

伸び・・物体の応力をかけた際、その物体がどれくらい長くなるかを表します。伸びはその物体自体の長さとひずみの積で表されます。

と表されます。

ポアソン比の求め方

物体には、縦、横のそれぞれ長さがあるため、力がかかると縦、横それぞれひずみがかかる可能性があります。縦ひずみ、横ひずみの比をポアソン比と言い、それぞれε,ε’とすると

と表されます。

nerima9worker

高圧ガス製造保安責任者試験の研究をしているガス+α 産業ガスの会社に勤務している現役のエンジニアです。 2022年1月から高圧ガスの試験問題・検定問題を研究しています。 平成25年(2013年)の問題から現在までの出題傾向を踏まえオリジナルの類題を掲載しています。

Recent Posts

化学反応式 乙種化学 学識

化学反応式の係数を求める問題 …

1か月 ago

ガスの種類 乙種化学 学識

ガスの性質による分類 ガスの分…

1か月 ago

熱力学・気液平衡の計算 乙種化学 学識

熱容量、比熱容量 熱容量とは、…

1か月 ago