1．絶対圧(P)、大気圧(Pg)、ゲージ圧(Pa)
絶対圧とは真空状態を0とした圧力です。一方、ゲージ圧は、大気圧を0Pa基準にした圧力です。
また、大気圧は一般に101.3kPaです。
絶対圧：P、ゲージ圧：Pg、大気圧：Pa
これらの関係を表した式は Pg = P – Pa
絶対圧とゲージ圧の図
ケルビン温度(K)、セルシウス温度(°C)
日本で一般的に用いられている温度はセルシウス温度です。2022年12月1日時点での日本国内の最高気温は、2018年7月23日に埼玉県熊谷市での観測および2020年8月17日静岡県浜松市にて観測した41.1°Cです。
この41.1°Cの°Cはセルシウス温度です。ケルビン温度とセルシウス温度の違いは何でしょうか。
セルシウス温度：1気圧下、氷が溶ける温度を0°Cおよび水が水蒸気に気化する温度を100°Cとした温度のことをいいます。
単位：°C(度)
ケルビン温度：原子・分子の熱運動がほとんどなくなる温度を0Kとした温度のことをいいます。また、絶対温度ともいいます。
単位：K(ケルビン)
このセルシウス温度とケルビン温度の関係式はT (K) = 273.15 + t (°Ｃ)
圧力(P)
圧力とは単位面積当たりの力のことをいいます。
圧力(P) = 力(F) ÷ 面積(S)
と表され、P (Pa) = F(N) ÷ S(m2)とも表されます。
Pa：パスカル、N：ニュートンと呼びます。
また、力とは、質量と加速度の積と定義されています。
そのため、力 (F) = 質量(m) × 加速度(a)と表されます。
SI単位で表すと、F = kg × m × s-2 となります。
仕事(W)
仕事とは、力と距離の積(掛け算)で表されます。
仕事 (W) = 力(F) × 距離(m)
SI単位で表すと、F = kg × m2 × s-2 となります。
力とは、ニュートンの運動の第二法則によって定義されており、質量1kgの物体に作用する1 m/s2の加速度で表されます。
力(F) = 質量(m) × 加速度(a)
また、力Fの単位はN(ニュートン)でも表されます。
N(ニュートン) = kg × m2 × s-2
ジュール(J)
ジュール(J)とは、熱量を表す単位です。
一方で、ジュールは仕事の単位でもあります。
そのため、ジュール(J) = 力(F) × 距離(m)
SI単位で表すと、F = kg × m2 × s-2 となります。
仕事率
仕事率とは、単位時間あたりに行う仕事のことです。
仕事率をPとすると、仕事率(P) = ジュール(J) / 秒(s) となります。
また、力の単位N(ニュートン)を用いると、N / sとも表されます。
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